こんちゅリーマンズ

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昆虫食に興味を持ち始めた、とあるサラリーマンたちの日記

イナゴの味

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

今回は「イナゴ」の特集です。イナゴはみなさん馴染みのある虫だと思います。昔はたくさん見かけました。バッタ科に属していて水田などで見られることが多いです。昆虫食と聞いてまずイナゴを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。もはや改めて語る必要がないくらい、メジャーになっています。そんなイナゴの写真がこちらです。

 

 

見た目はバッタにそっくりですね!昆虫食界のレジェンドであるイナゴです。長野県ではスーパーマーケットでも買えちゃいますよ。パックに入って売っているのを見つけました。

 

 

こんちゅリーマンズが食べたときの第一印象は、
 「いかなごのような味がする!」
 「カリカリで美味しい!」
少量だったのですがしっかりと味を感じました。世間ではエビの味という意見が一番多いようです。この辺は、コオロギやバッタと同じ感想ですね。レジェンドだけあってとても食べやすいです。この辺が古くから広く親しまれている理由ですね。納得の味でした!

 

栄養素

炭水化物、糖質、タンパク質が豊富でバッチリ栄養素もあります!ビタミンB2、ミネラルも方法なので昆虫食としても間違いなしです!

調理方法

①佃煮

長野県で古くから親しまれている調理方法です。もはやこれがメジャーすぎて確立されていると言っても過言ではありません。甘辛のタレで佃煮にします。ご飯のお供にぴったりです。子供のおやつにもなっているらしいです。長野県では母の味として受け継がれていくようです。家庭毎に味付けが違うなど、もはや文化ですね。

②素揚げ

素揚げでも食べられますよ。癖がなくとても美味しいです。エビの味を体験したい方はこの方法が良いと思います。

とにかく佃煮にするのが安定だと思います!

 

 


いかがでしたか?
「イナゴの味」でした。

カイコの味

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

今回は「カイコ」の特集です。カイコはみなさん馴染みのある虫だと思います。カイコガの一種で、幼虫が糸を分泌して繭を作りその中でサナギになるのが有名な話ですね。そんなカイコの写真がこちら。念のため・・・苦手な方は閲覧注意です。







 

シルクフードとして注目を集めるカイコです。食べられるのはサナギですよ。実は日本でも長野県で古くから食べられているなど、昆虫食としては歴史ある昆虫なんですよ。

 

 

こんちゅリーマンズが食べたときの第一印象は、
 「苦い!薬っぽ味がする!」
 「独特の柔らかさ!」
少量だったのですが苦味を感じました。素揚げで食べたせいかもしれませんが、口の中に残る苦さが嫌な感じでした。調べてみると豆のような味という意見が多かったです。ただし、癖があるので初心者向けではないという意見もありますね。臭みを消すための濃いめの味付けが必要だと思います。

 

栄養素

シルクフードとして注目されているだけあって、栄養素は非常に豊富です。タンパク質はもちろんのこと、脂肪、ビタミンB2が特に多く含まれています。栄養の豊富さから粉末をプロテインに混ぜて飲まれているくらいです。美容に良く女性にも好まれるようでした。

調理方法

いくつか方法があるようです。

 

①佃煮

長野県で古くから親しまれている調理方法です。濃いめ甘辛のタレで佃煮にします。臭みがなくなり、食べやすくなるようです。この方法が一番オススメかもしれません。

②素揚げ

素揚げでも食べられますがやはり癖があるのは拭えないですね。ここから入ってしまうと苦手になってしまう人もいるようで、やっぱり味してあるものを最初に食べてみましょう。

③漢方

カイコの糞は漢方としても利用されます。桑の葉しか食べないので汚いということもありません。桑の葉の臭いがそのままするようです。やっぱり栄養価は高いので、医学にも利用されるんですね。

④その他

近年注目を集めているので、その他の方法も色々と開発されています。パウダーをクッキーにしたり、味噌漬けにするという方法もあるようです。今後にも注目ですね!

 


いかがでしたか?
「カイコの味」でした。

アメリカで昆虫食を探してみた!!!

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

本業?でアメリカに出張する機会があったので、アメリカでは昆虫食がどれぐらい流行っているのかを調べてみました。時間の都合でサンフランシスコ・サンノゼ周辺での調査になってしまいましたが、いつものように体験記として記録しておきます。

 

 

アメリカの昆虫食事情

コオロギ強し!

日本国内でもコオロギを加工した昆虫食が多く出回っていますが、アメリカでも同じようです。

ボストンのスタートアップ企業であるSix Foods社は、コオロギの粉末を原料にしたチップスやクッキー、プロテインなどの製品を展開していて、ショップリストを見ると、アメリカ全土のスーパーマーケットで購入できるようです。これは期待できます!

EXO社は、元々、アメリカ最大手のコオロギ食品ブランドだったようですが、現在はAspire Foodに買収され、同のコオロギ部門として存続しているようです。コオロギを利用したプロテインバーが主力商品で、他にもスムージー等の栄養価の高さを押し出した商品が多いだけでなく、味へのこだわりとしてミシュラン三ツ星シェフが商品の監修をしているようです。

また、Don Bugito社では、コオロギやミルワームを扱った商品を展開しています。

このようにアメリカでもコオロギの有用性に着目した昆虫食が多く展開されているのですね。

さ、さすが!

サンフランシスコ 中華街近辺で...

Six Foods社のサイトで検索した所、サンフランシスコの中華街近辺にある「Paxton Gate」というショップで商品が購入出来そうなので、出張の隙間時間で訪問してみました。
Paxton Gateに着いた瞬間...

あ、あ〜、そ〜ゆ〜感じなのね、、、 ^_^;
入り口には人体の骨格模型や動物の剥製、骨格標本が所狭しと飾られていて、かなり個性的なショップです。そして、一歩ショップに入ってみると、、、さらに沢山の剥製や骨格が陳列されていました。


そして、所狭しと様々なキワモノが陳列されている店内から見つけ出したのが、昆虫のマグカップ。。。いや、探しているのはこれではない・・・昆虫食がどこかにあるはず・・・

さらに店内を隅々まで探して、やっと見つけたのがこれです。

棚の片隅に、瓶に入ったキャンディーが!!!
アメリカ🇺🇸っぽい!!!

という事で、瓶の中を物色した所、キャンディーの中身はコオロギとミールワームの2種類、キャンディーの色は赤・青・緑・紫・ピンク・オレンジ...とカラフルな原色だらけ(笑) ちなみに、キャンデー1個 $2.50 (レートが 1$=145円なので、1個 360円ぐらい) です。
この中から、こんちゅリーマンズ仲間の2人へのお土産として、コオロギとミールワームのキャンディーをそれぞれゲットしました。

店員さんに、他に昆虫食は置いてないのかと聞いたものの、昆虫食はこのキャンディーだけだ、との事で、このショップでの調査は終了です。

Six Foods社のチップス「Chirps Chips」をゲットできると期待していた所もあり、少し物足りなさが残るので...いや、アメリカはこんなもんではないと勝手に妄想し、他のショップも調査すべく、訪問してみました。あくまでも、出張の隙間時間で、、、です。

次に訪問したのは、サニーベールの駅の近くにある「Vitamin Shoppe」というファーマシーです。

薬局ならプロテインも置いてるので、コオロギを原料にしたプロテイン食品も置いてるだろう!これは期待できる!!!と意気揚々と訪問しましたが、店内をいくら探してもそれっぽいものがない。。。ここでも店員さんに聞いてみたものの、そんなものは置いてない、と。。。
結局、このショップは空振りに終わりました。

自由の国アメリカでは、もっと簡単に昆虫食を手に入れることが出来ると思っていたものの、意外と苦戦しました。
次回の海外出張の際は、事前調査を万全にし、余裕を持った現地調査が出来る様にして挑みたいと考えています!

いかがでしたか?
アメリカで昆虫食を探してみた!!! でした。

サクラケムシの味

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

今回は「サクラケムシ」の特集です。サクラケムシはモンクロシャチホコの幼虫です。そんなタガメの写真がこちら。9月頃からサクラの葉にくっついているのが見られます。サクラの葉を食べて育ち、浅い土の中でサナギになり越冬して成虫になります。そんなサクラケムシの写真がこちら。

 

 



 

毛虫と聞くと嫌なイメージを持ちますが、サクラケムシは毒も無く触っても大丈夫です。

 

 

こんちゅリーマンズが食べたときの第一印象は、
 「味が薄く、少し苦味がある!」
 「噛むと中からプチっと何か出てきた!」
少量だったので本来の味を感じることができなかったのかもしれません。本来はエサにサクラの葉を食べているだけあり、サクラのいい香りが鼻に抜けるようです。別の場で煮汁で炊いたご飯や煮汁を混ぜたゼリーをいただきましたが、確かにサクラの香りがよく、とても美味しかったです。

 

栄養素

サクラケムシにもしっかりと豊富なタンパク質が含まれています。また殺菌効果もあり、身体にとっても良いそうです。サクラの葉しか食べないのでとても清潔ですよ。

調理方法

いくつか方法があるようです。

 

①ゆでる

身が柔らかくなり食べやすくなります。一番本来の味を感じれる方法のようです。桜餅を食べたときもあの香りをイメージすると良いと思います。

②素揚げ

サクサクになって触感はとっても良くなるのですが、本体が非常に小さいので油の味に本来の味が負けてしまいます。風味も感じ取りにくいので、あまりオススメの方法ではないかもしれません。

③茹で汁を活かして、別の物を調理する

茹で汁にもサクラの香りが移るのでご飯を炊くのに使うのも良いです。サクラの香りのする美味しいご飯になります。その他でも色々と茹で汁を使った料理ができると思います。

 


いかがでしたか?
「サクラケムシの味」でした。

タガメの味

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

今回は「タガメ」の特集です。昔は水田などで多く見られたタガメですが、今は数が激減し、絶滅危惧種に指定されています。それ故に野生のタガメを日本では捕獲禁止になっています。確かに名前は聞いたことありますが、姿をめっきり見ることがなくなりました。そんなタガメの写真がこちら。

 

 

中々オーラがありますよね。そんなタガメですが昆虫食としては注目されています。見た目からはまったく想像できない食べたときの味を特集します。

 

 

まず外殻は固すぎて食べられないと思います。内蔵の部分を食べることが一般的です。内蔵の部分にはエキスが含まれております。こんちゅリーマンズが食べたときの第一印象は、
 「フルーティ!青りんごの味!」
 「だけど、味が濃すぎて一口目以降は進まない!」
本当に味が濃いんです。昆虫食を提供する飲食店で食べたときも、タガメは最後に食してくださいと言われるほど、強力なエキスを持っていました。フルーティだけどしょっぱい・・・伝えにくい味ですが、こんなイメージです。

 

栄養素

香りは良いものの、味は濃くてイマイチでしたが、栄養素はしっかり含まれております。大豆を超える高カロリーで、タンパク質、脂質、エネルギーが豊富です。ビタミン・アミノ酸も多く含まれているので、とても体に良い昆虫と言えます。

調理方法

素揚げにして内臓をそのまま食べることもできます。東南アジアでは丸ごと食べている地域もあるようです。フルーティな香りの強いエキスを活かして、ジュースやお酒に混ぜると美味しくなるようです。サイダー、サワーなどに混ぜると合うと思います。タガメサワーが居酒屋メニューになる日も来るかもしれません。


いかがでしたか?
タガメの味」でした。

カブトムシの味

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

今回は「カブトムシ」の特集です。もはや説明不要!昆虫会の王者!圧倒的な人気を誇るカブトムシです。子供から大人まで家庭で飼育している方も多く、昆虫関連の各種展示会では一番人気です。夏になると多くの親子がカブトムシを捕まえるために網を持って走り回っていますね。今更ですが、カブトムシの写真はこちらです。

 

威風堂々!文句なしでカッコいいです!このシリーズでは珍しく、閲覧注意なしで写真を貼れちゃいます。そんな見た目は完璧なカブトムシですが、果たして昆虫食としてはどうなのかを調査しちゃいました。

 

 

こんちゅリーマンズが食べたときの第一印象は、
 「とても不味い・・・!」
 「腐葉土の味しかしない・・・!」
どう贔屓目にみても絶対に美味しいとは言えませんでした。。。まず、外殻は固くて飲み込めないと思います。腹部の中身はボソボソとした触感です。腐葉土の香りが口に広がり、一口で辞めました。世間では上級者向けとか、大人の味という意見もあるようですが、とても二度目を食べたいと思えないです。
成虫はこんな感じですが、幼虫も同じようです。やはり食べているものが同じなので、どうしても土臭さを感じてしまうみたいでした。サナギは多少マシという意見もありました。少し興味ありますね。

 

栄養素

味はイマイチでしたが、栄養はしっかりとあるようです。大豆を超える高カロリーで、タンパク質・脂質・エネルギーが多く含まれています。ビタミン・アミノ酸も豊富のようです。味さえ乗り越えれば昆虫食としては充分な栄養価を含んでおります。

調理方法

まず土臭さを取ることが重要です。
素揚げをしてそのまま食べるのがメジャーなようですが、レモンやシソなどを添えます。ショウガなども良いかもしれません。素揚げをしても外殻の固さが残ってしまうので、丸ごと食べるときには口を切らないように注意してください。
この他でカブトムシを美味しく食べられる方法があれば是非教えてください。


いかがでしたか?
「カブトムシの味」でした。

ミズアブの味

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

今回は「ミズアブ」の特集です。ミズアブも馴染みない名前の昆虫かもしれませんが、昆虫食で食べるのはアメリカミズアブの幼虫です。フェニックスワームと呼ばれることもあります。実物はこんな感じです。ちょっと強烈なので苦手な方は注意を!

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日本では便所バチと呼ばれているので、不潔なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、食用に育てられている幼虫はおから等の清潔なものしか与えないので、ご安心を!

 

 

こんちゅリーマンズが食べたときの第一印象は、
 「柔らかくて中から何か出てきた!」
 「味が薄い!」
という感覚でした。嫌な感覚や臭いはまったくしないです。
世の中の人からはナッツ風味という意見が多いようですが、本体の味はあまり感じられませんでした。フルーティでココナッツ風味と言われるその味を感じるには、もっと大量に食べないとダメですね。 

栄養素

ミズバエの幼虫ですが、実はすごい栄養価がある昆虫なんですよ!
タンパク質、脂質がとても豊富でプロテインに混ぜて使われるくらいです。資質の中でもラウリン酸を多く含みます。ラウリン酸はナッツにも多く含まれるので、そこがナッツ風味と言われる所以かもしれません。その他にも必須アミノ酸、カルシウムも含まれており、とても体に良い昆虫です。


調理方法

いくつか方法があるようです。

①乾燥
これが一番メジャーなようです!乾燥させるとタンパク質も増します。そのまま食べるとエビの皮に近い感触と味を感じるようです。カリカリの触感がクセになりそうです。

②素揚げ
そのまま揚げて食べることももちろんできますよ。本来のナッツ風味を感じるには一番の方法だそうです。

グラノーラ等のデザートと一緒に
ナッツ風味を活かして、グラノーラ等のデザートと一緒に食べても美味しいようです。クリーミーさを感じることができます。味付けにシナモンも合うようでした。


いかがでしたか?
「ミズアブの味」でした。

マゴットの味

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

今回は「マゴット」の特集です。マゴットって馴染みない名前の昆虫かもしれませんが、イエバエの幼虫のことです。ウジ虫なんて呼ばれ方もしてますね。実物はこんな感じです。ちょっと強烈なので苦手な方は注意を!

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エバエとか、ウジ虫と聞くと嫌なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、食用に育てられている幼虫はエサも綺麗なものしか与えないので、清潔ですよ。ご安心を!

 

 

こんちゅリーマンズが食べたときの第一印象は、
 「プチプチしていて何か中から出てきた!」
 「モヤシの先を食べているみたい!」
という感覚でした。
少量だったせいか本体の味はあまり感じられませんでしたが、嫌な臭みとかはなく、食べやすい昆虫だと思います。
世の中の人の感想を色々と調べてみましたが、「ちりめんじゃこ」というキーワードに辿り着きました。言われてみれば! あの「モヤシの先」感は、「ちりめんじゃこ」だったのか!と繋がりました!!味付けすればご飯のお供になりそうです♪
クリーミーさがある」という意見もあるようなので、やっぱり本体の味をもっとしっかり味わいたい!
ってことで、次回はもっとたくさんの量を食べてみたいと思いました。
 

栄養素

臭みもなく食べやすいマゴットですが、実はすごい栄養価がある昆虫なんですよ!
動物性のタンパク質、脂質、ビタミンB群も多く含まれております。ミネラルも豊富で、他の食用昆虫よりも亜鉛やリンが多いのが特徴です。更に、マゴットには抗菌作用もあります。食べると良いことずくしですね!


調理方法

いくつか方法があるようです。

①乾燥
これが一番メジャーなようです!「ちりめんマゴット」と呼ばれていたりします。まさにちりめんじゃこのように山椒で味付けしたり、醬油も合いそうですね。ごはんに乗っけたり、おにぎり🍙の具材としても活躍してくれそうです。

②素揚げ
そのまま揚げて食べることももちろんできますよ。少し味が薄いので、味付けは必要かもしれません。

③佃煮
本体に癖が無いのを利用して、佃煮にしても美味しいようです。味がしっかりついて進みそうですね。


いかがでしたか?
「マゴットの味」でした。

大昆虫展「地球を救う昆虫食とSDGsの話 by 昆Tuberかずき」に行ってみた!!!

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

8月5日にも訪問した東京スカイツリータウンで開催されている 大昆虫展(2022年7月23日(土)〜9月4日(日)) の中で、この日(8月28日)は昆Tuberかずきさんが講演されるとのことで、こんちゅリーマンズも参加してきたので、記録しておきます。

前回訪問時の様子はこちら

 

 

清水和輝さん (昆虫食活動家・昆Tuberかずき)!

清水和輝さんは近畿大学の現役学生ですが、その一方で昆虫食活動家として様々なご活動をされています。昆Tuberとして昆虫食のことをYoutubeSNS等で広く発信する他、SDGsや地方創生と昆虫食を結びつけて、本日のような講演にも各地で参加されています!
その他に、株式会社NEXT NEW WORLDという会社で取締役としてシルク食品を担当されている他、2025大阪・関西万博への昆虫食関連出典を目指す学生団体としても活動されている等、二足・三足もの草履で活躍されている方です。意識が高いで終わらずに、実行動も伴われている素晴らしい学生ですね!



地球を救う昆虫食とSDGsの話!

かずきさんによる講演

小・中学生の夏休み最後の週末ということもあり、大昆虫展はとても混雑していました。講演会場も満員です!そんな中、、、かずきさん登場です!その日は今までに食べた昆虫がプリントされているシャツを着用されていました。その数100種類以上とのこと!

SDGsを切り口として今後の人口増加による食料不足問題の解説から入り、その解決策として昆虫食が注目されているというお話を、参加していたちびっ子達にも伝わるようにわかりすく話されていました。さすがYoutuber、お話がとっても上手!みんな引き寄せられて聞いていました。

こんちゅリーマンズが特に心に残ったのは「SDGsウォッシュに注意しよう」というフレーズです。取り組みを掲げても行動をしていないことを示す言葉のようでした。「SDGsのピンバッチを付けているだけじゃダメ」、「できることを今日からやろう!」と力強く話されていました。大人でも考えさせられる良い言葉ですね。

実際に昆虫食に触れてみよう

この日は実際の昆虫食を準備できなかったが少しでも昆虫食に触れて欲しいと、タガメが入った瓶を回して参加者で臭いを嗅いでみようというものでした。こんちゅリーマンズは以前別のところで嗅いだことがありました。あのフルーティな香りですよね。

会場の方からは、
「青りんごみたい!」
「美味しそう!」
「見た目からは想像できない!」
と、驚きの反応をされていました。

今回は残念ながら昆虫を食べることはできませんでしたが、広く活躍されている清水和輝さんに会えた貴重な会でした。終わった後に本日の模様をブログに載せて良いかと聞いてみたところ、「是非お願いします、歓迎です!」とお言葉いただきました。気さくで良い方でした。Youtubeのチャンネルも要チェックですね!

いかがでしたか?
大昆虫展「地球を救う昆虫食とSDGsの話  by 昆Tuberかずき」に行ってみた!!! でした。

セミ会でセミを食べつくしてみた!!! 高田馬場で昆虫食を楽しむ会 <60> 「セミシーズン到来 セミづくし!」

こんにちは! こんちゅリーマンズ です。

夏の風物詩である「セミ会」...と言うほど、いや、全く市民権を得ていないと思いますが、セミ会なる会が日本全国各地で開かれています。今回は、NPO法人 昆虫食普及ネットワーク が企画する「高田馬場で昆虫食を楽しむ会  <60> セミシーズン到来 セミづくし!」に参加してみました。色々な種類のセミの食べ比べが出来るとの事で、いつものように体験記として記録しておきます。

 

 

セミ会って?

日本全国で開かれている!

セミ会」って何?という人のために...
セミ会には色々な形態があるようですが多くの企画が、夕方から公園などでセミの成虫や幼虫を捕った後、調理・試食をする会、といった感じのようです。こんちゅリーマンズのようにセミってどんな味なのかな?と興味がある人、好奇心旺盛な人が参加していたり、夏休みの自由研究として参加する小学生もいるようです。

今回参加したセミ会では、セミの採集はなく、事前に採集済みのセミをいただく会でした。会場は高田馬場駅近くの「米とサーカス」で、参加費はワンドリンク込みで2,800円です。

この会、タイトルにもあるように、なんと60回目なんです!!!
正確には「セミ会」ではなく「昆虫料理研究会」という毎月開催されている活動で、参加者による月替わりレシピの調理・実食を行う昆虫料理教室になっています。
また、この昆虫料理研究会と並行して「よるのひるね」という活動も行われていて、月替わりでテーマを設け、試食や意見交換を行うワークショップを阿佐ヶ谷で開催しているとの事です。

セミづくし !!!

とにかく揚げる!



会場に到着すると、すでに料理が始まっていました。
目に飛び込んできたのは、大量のセミの揚げ物 !!! 揚げる!揚げる!どんどんセミの素揚げが出来ていきます。よくよく見ると色や形が違いますが、様々な種類のセミが揚げられていくのです。
揚げたてをいただけるのは嬉しいですね。

セミ定食 (笑)


これが一人前です。メインのセミだけでなく、ご飯やデザートもあります。サラダ以外のメニューには全てセミがしっかりと関与してくれています。(笑)

メニューは、
・国産ゼミと外来ゼミの幼虫・成虫・抜け殻の素揚げ食べ比べ
・ガーリックシケーダ
セミの抜け殻とサクラケムシのフンを使った2色ご飯
セミの燻製
セミのゼリー
と盛り沢山です。

早速、それぞれのメニューをいただきたいと思います。

国産ゼミと外来ゼミの幼虫・成虫・抜け殻の素揚げ食べ比べ

国産ゼミ3種,外来ゼミ1種


様々な種類のセミの食べ比べができました。
今回の食べ比べは、国産ゼミとしてアブラゼミニイニイゼミ、ミンミンゼミ、外来ゼミとしてタケオオツクツクの4種類(7匹)をいただきました。

お皿の左上から順番に...
 上部:タケオオツクツク(成虫,幼虫,抜け殻)
 下部左側:ニイニイゼミ(成虫)
 下部真ん中及び右側:アブラゼミ(成虫,幼虫)
 中間右側:ミンミンゼミ(成虫)
という配置になっています。

外来ゼミのタケオオツクツクは中国から来たセミらしく、埼玉県川口市に多く生息しているものを、この会のために採集したとの事。成虫も幼虫も大きく、胴長の(異様な?)様子は国産ではあまり見たことのない形状ではないでしょうか。
国産ゼミはお馴染みのアブラゼミニイニイゼミ、ミンミンゼミで見た目で分かりますね。小さい頃に近くの公園で捕った記憶がよみがえります。

タケオオツクツク(成虫,幼虫,抜け殻)


とても大きく食べ応えがあります。成虫はセミ特有のエビのような風味がしっかりしました。クセが無くてとても食べやすかったのですが、その大きさからか少し飲み込みにくいと感じました。幼虫は成虫と同じ風味で具(身)をしっかり感じることが出来て、とても食べ応えがありました。一方、抜け殻はそれ自体には風味があまりないからなのか、素揚げ特有の焦げたような風味が強く、苦味を感じました。

ニイニイゼミ(成虫)


セミ特有のエビのような風味がしていつつ、他のセミと比較するとあっさりしていて美味しかったです。ビールのおつまみにぴったりです。あっさりと食べやすいので、ニイニイゼミが好きな人も多いようです。

アブラゼミ(成虫,幼虫)


成虫はセミ特有のエビのような風味がしっかりしていて、他のセミと比較すると味が濃いです。好き嫌いが分かれるようで、このアブラゼミの強目の風味が好きな人が結構いるとの事でした。幼虫はさらに味が濃く、具(身)をしっかりと感じることが出来て食べ応えがありました。これも好き嫌いが分かれるような気がします。

ミンミンゼミ(成虫)


セミ特有のエビのような風味を残しつつ、スナックを食べている感覚でとても美味しかったです。今回の食べ比べの中では、一番お酒のおつまみにぴったりだと感じました。アブラゼミとは真逆であっさりとして食べやすいので、ミンミンゼミが好きな人も多いようです。

ガーリックシケーダ

セミは英語でシケーダ


下茹でしたアブラゼミをガーリックとオリーブオイルで炒めてハワイ風に仕上げてあります。成虫はしっかりと味が付いていて美味しくお酒が進みます。ビールのおつまみにぴったりです。幼虫は少し土臭さが残る感じがしました。

セミの抜け殻とサクラケムシのフンを使った2色ご飯

ほんのり香る


白いご飯がセミのご飯、ピンク色のご飯がサクラケムシのご飯です。
セミのご飯は抜け殻を煮出した汁で炊いたご飯ですが、残念ながらセミの風味を感じることが出来ませんでした。サクラケムシのご飯はフンを煮出した汁で炊いたご飯で、サクラの良い香りが鼻に抜けて美味しかったです。
セミのご飯の上に乗っているのは孵化直後のセミで、薬膳料理との事です。こちらは、土っぽい感じが強く、あまり食が進みませんでした。

セミの燻製

圧倒的な人気!


セミを麺つゆで味付けし、燻製にしています。とても美味しいと圧倒的な人気のある評判メニューとの事。成虫は麵つゆがしみ込んでいて美味しいですが、少し羽が飲み込みにくいと感じました。幼虫も麺つゆの味がしみ込んでいて、具(身)を感じることができて食べ応えがありました。

セミのゼリー

デザートもセミ


茶色いゼリーがセミのゼリー、ピンク色のゼリーがサクラケムシのゼリーです。
ご飯と同じく、セミのゼリーは抜け殻の煮出し汁を使ったゼリーです。こちらもセミの風味を感じることが出来ませんでした。サクラケムシのゼリーは、サクラの風味でとても美味しかったです。


いかがでしたか?
セミ会でセミを食べつくしてみた!!! 高田馬場で昆虫食を楽しむ会 <60> 「セミシーズン到来 セミづくし!」でした。